『消えきみ』のこと

2024年1月23日火曜日

ブログ みらい文庫 消えたい私はきみと出会えて

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集英社みらい文庫さんから刊行の
『消えたい私は、きみと出会えて』シリーズ😊 
第3弾が12月に刊行となりました✨
#消えきみ』は、私が大学院で学んでいた時からずっと書きたかったお話です。
『居場所』『サードプレイス』『親と教師以外の信頼できる大人』『多様性』『クラスカースト』『いじめ』
そして『正体のわからないもやもや』や『疎外感』。
だけど、一歩踏み出すことで世界は変わるかもしれない。
他人は変えられないけど、自分は変われる。
全人類に好かれるなんてムリ!
そんな、背中を押してくれるような、一歩踏み出す勇気になるような、希望に満ちあふれた作品を目指しました。
いろんな思いや悩みを抱えているけど、
それを誰にも言えなかったり、
うまく言語化できなくて心に詰まって苦しかったり、
周りと自分を比べてしまったり、
自分には価値がないように感じてしまったり、
ひとりぼっちな気がしたり…。
でも、悩んでるのはあなただけじゃないかもしれない。クラスの中心にいるあの子だって…
そんな自分が、存在してもいい空間があったら…。
迎え入れてくれる人がいたら…。
信頼できる視野の広い大人がいたら…。
それはきっとあなたの「居場所」になる。
「居場所づくり」ってよく聞くけど、
居場所は大人から与えられるものではなくて、
自分で「居場所」にするものなんだと思う。
自分が「居場所」だと思えなきゃただの箱。
居場所があるから仲間ができるんじゃなくて、仲間がいるから居場所になるんじゃないかな。
つまり、会いたい人がいる場所が、行きたい場所が「居場所」になる。
だから、一歩踏み出してみよう。
そんな物語です。
子どもたちが自分のお小遣いで買ったり、自ら選んで読むと言われている『児童文庫』。
私は楽しいエンタメが好きですが、「エンタメの中にこそ社会問題を」という思いもありまして。だからこそ『児童文庫』で書くことにこだわりました。
息をのむほどの美しいカバーイラストや挿絵は、大人気イラストレーターのみこフライさんが描いててくださいました!
「これは私の物語だ」って、思ってもらえたらいいな。
これからも、たくさんの子どもたちに届きますように。

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